■積分(タイマ) (File: plc_public_codex_xxx | Module:Timer)

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内容

タイマとは、タイマの入力が真の時、設定された時限を過ぎるとその出力がONする、積分動作をするデバイスです。
PLCには出力命令として「オンディレイ」や「オフディレイ」、「ワンショット」等があります。そう言った機能を、タイマとビットデバイスのディスクリー ト部品で構成します。
タイマのインデックス修飾の方法も紹介します。
その他、タイマの挙動に付いては『応用編 RUN中書込検出』を参照してください。
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◆ ON-OFF遅延
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□1 . 2行書き
00005
・ON遅延タイマアップでセットされた[●OnOff01]を、入力[■Source]が偽になる事でタイムアップする[@T1]でリセットします。
・タイマによる、単純なR/Sラッチです。

・10行目でチェックしてください。[■Source]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・[●OnOff01]が変化する事で確認します。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□2 . 1行書き
00008
・(1)の論理和部分をド・モルガンの法則で1行書きにしてみました。
・これらの方式では、入力が変化する度にタイマがリセットされるので、時 限カウントが設定値から になります。そう言う動作が不都合な場合はクロックをカウントする方式を使います。 『基本編 仮 想エアシリンダ』を参照してください。

・10行目でチェックしてください。[■Source]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・[●OnOff02]が変化する事で確認します。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□3 . 遅延デバイスの微分出力
00012
・出力[●OnOff03]の立上げと立下りの微分出力を追加しました。
・立上り微分が[@DM0]、立下げは[@DM1]で確認できます。

・15行目でチェックしてください。[■Source]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□4 . タイマのインデックス修飾
00018
・ON-OFF遅延を8個つくりました。
・各デバイスは、インデックスレジスタ[Z7]で修飾されています。[Z7]は『TimeSlice Module』で1スキャン毎に0〜7で循環します。
タイマ入力はインデックス修飾できませんの で上の様なコードにして、常時能動にして他からリセットする様な使用法にします。(18〜19行目)
・入力が真の時はOFF遅延タイマを、偽の時はON遅延タイマをリセットします。(20行目)
・ON遅延タイマで出力をセットし、OFF遅延タイマで出力をリセットしています。(21行目)

・23〜24行目でチェックしてください。[■Source]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。

◆ OFF遅延
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□1 . ラッチを使わない
00028
・OFF遅延を実現するには、入力が偽になってもタイマを動作させる必要があるため、入力をラッチする必要があります。
・上記コードは負論理を使う事によって、ラッチを不要にしています。
・PLC起動時に、出力がOFFである必要から、初期値としてタイマを セットしておいて下さい。(27行目)

・33行目でチェックしてください。[■Source]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数はタイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□2 . ラッチを使う
00030
・巷ではよくこの形を見かけます。(1)と比較してください。

・33行目でチェックしてください。[■Source]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数はタイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。

◆ 非安定マルチバイブレータ

・PLC命令語的には「フリッカ」と言われるものです。
・電気的には「非安定マルチバイブレータ」や「Astable Multivibrator」とよばれています。
・安定しない回路であり、2つの状態を常に行ったり来たりすることで発振します。


□1 . 2タイマによる交互動作
00036
・初期では[@T33]は偽なので[@T32]がタイムアップするまで[●AM01]はONします。
・[@T32]がONすると[@T32]のゲートが閉じるので[●AM01]はOFFします。

・[@T32]が真なので[●_AM01]がONし、同時に[@T33]がカウントを始めます。
・[@T33]がONしたら、[@T32]をOFFし、[@T32]がOFFするので[@T33]もOFFし、初期状態へ戻ります。

・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□2 . 2タイマによるON-OFF動作
00039
・初期では[●AM02]は偽なので[@T34]がカウントを始めます。
・[@T34]がアップすると、[●AM02]がONするので、自分自身でラッチし、[@T34]をOFFにします。
・[●AM02]はラッチしているので、[@T35]はカウントを始めます。
・[@T35]がアップした時、[●AM02]のラッチが解除され、初期状態へ戻ります。

・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□3 . 1タイマによるON-OFF動作
00043
・デューティー50%のクロックが ・デューティー50%のクロックが得られます。
・[@T36]を入力としたトグルフリップフロップです。(排他的論理和で構成)

・タイマ定数はタイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。

◆ 単安定マルチバイブレータ
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・PLC的には「ワンショット」と言われるものです。
・電気的には「単安定マルチバイブレータ」や「Monostable Multivibrator」とよばれています。
・一方の状態は安定しているが、もう一方は安定しない。安定しない状態になっても、ある一定時間経過すると安定状態に戻る。

□1 .
00048
・入力時間 > タイマ時間 の時は、タイマで設定時間だけ出力をONします。
・入力時間 < タイマ時間 の時は、入力時間分だけ出力をONします。

・[■TrgMM01]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数はタイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□2 . (1)の変形
00050
・入力[■TrgMM02]の立上りで[TimeMM]の値を[@T46]に代入して動作します。出力時間幅を可変にできます。
・[@T46]アップ時に、入力をリセットします。入力は微分デバイスでセットしてください。
・[■TrgMM02]を監視する事で、動作の終了をチェックできます。

・53行目でチェックしてください。[■TrgMM02]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数はタイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□3 . 遅延後に出力
00056
・入力[■TrgMM03]は、微分デバイスでセットしてください。
・入力の立上りで設定時間後に設定時間幅、出力をONします。

・入力[■TrgMM03]の立上りで[@T48]をリセットします。
・[@T48]がアップした時、出力がONし、[@T49]がカウント開始します。
・[@T49]がアップすると、ゲートが閉じて出力をOFFします。

・59行目でチェックしてください。[■TrgMM03]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□4 . (3)の変形
00061
・[■TrgMM04]の立上りで設定時間後に設定時間幅、出力をONします。
・(3)ではトリガ後直ぐに入力をリセットしましたが、ここでは全動作終了後に入力をリセットします。
・[■TrgMM04]を監視する事で、動作の終了をチェックできます。
・出力[●MM04]の立上りと立下りの微分も実装しました。

・65行目でチェックしてください。[■TrgMM04]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□5 . セットデバイスの自動OFF
00069
・セットしたトリガデバイスが、設定時間後にリセットされます。
・トリガ[@R100]〜[@R107]は微分デバイスでセットしてください。
・各デバイスは、インデックスレジスタ[Z7]で修飾されています。[Z7]は『TimeSlice Module』で1スキャン毎に0〜7で循環します。
タイマ入力はインデックス修飾できませんの で上の様なコードにして、常時能動にして他からリセットする様な使用法にします。(69行目)

・トリガ[@R100]〜[@R107]がセットされると、その立上りでタイマをリセットします。
・タイマがアップした時、トリガをリセットします。

・74行目でチェックしてください。[@R100]〜[@R107]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。
・タイマ定数は各タイマにカーソルを合わせ、【F2】キーで「デバイス値変更」を開き「設定値」の項目を変更してください。



□5 . MMタイマの一時停止
 00077
・出力時間カウントを一時停止します。
・一時停止命令[■StopMM06]の立上りで、タイマデバイス[@T80]の現在値を記憶し、再開時にその値をタイマに書き戻します。

・入力[■TrgMM06]は微分デバイスでセットしてください。
・入力の立ち上がりで、出力をセットすると同時に、タイマ設定値の”100”をタイマと記憶デバイス[@FM0]に代入し、カウントを開始します。
・カウント中に停止命令の立上りでタイマの現在値を記憶し、一時停止します。
・停止命令の立下りで、記憶していた現在値をタイマに書き戻し、カウントを再開します。
・一時停止命令の微分は[Buf_stop06]で検出しています。

・[■TrgMM06]/ [■StopMM06] にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。



□6 . (5)の応用
00082
・[■TrgMM07]は1スキャンだけONするクロックです。(5)と同様の方法でクロックを作るタイマの一時停止をしています。
・クロックの立上り時に今回のクロックを作るためのタイマ時間を代入しています。
・カウント中に停止命令の立上りでタイマの現在値を記憶し、一時停止します。
・停止命令の立下りで、記憶していた現在値をタイマに書き戻し、カウントを再開します。

・[■StopMM07]にカーソルを合わせ、ダブルクリックすると、ON-OFFできます。

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