5-5. 立下り微分(SiO起動時、入力OFFでも動作しない
サンプルの[differential.sio]を開いてシミュレーションを実行してください。( LZH形式の圧縮ファイルがダウンロードできます。)
[FLAG1] は1秒毎に1スキャンだけONします。自分のOFFを「ONの条件」にして1秒後、自分がONになったら自分をOFFにします。
タイマの値を任意に設定することで、1スキャンだけONするクロックを生成できます。
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SiOの起動中 1秒ごとにパルス発生。 |
これを [OUT1] の「ONの条件」に使いました。クロックを3回カウントすると0.3秒間 [OUT1] がONします。
「ONの条件」の状態にタイマを使うと、任意の間隔で1スキャンONのクロックが生成できる。
[FLAG2] は1スキャン毎にON-OFFを反転します。(あまりにもチカチカするのでリマークしています。復活させて実験してください。)
「6-1. インターバル(1000ms)」と同様の設定ですが、タイマを0にしているのでスキャン毎に反転します。
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SiOの起動中 1スキャンごとに出力反転。 |
これを [OUT2] の「ONの条件」に使いました。クロックを50000回カウントすると0.3秒間 [OUT2] がONします。
「ONの条件」の状態にタイマを使わないと、1スキャン毎にON-OFFを繰り返すクロックが生成できる。
これを分周すると外部に出力するクロックとして使える可能性も有ります。
[FLAG3] は [IN1] をONした時、1スキャンONします。
SiOの起動開始時に [IN1] がONしていると [FLAG3] は1スキャンONします。これはSiOの起動開始時にはまだ
[FLAG7] はOFF状態で、次のスキャンで [FLAG7] がONし、[FLAG3] をOFFさせるためです。
[FLAG7] は [IN1] のバッファ動作です。
これを [OUT3] の「ONの条件」に使いました。[FLAG3] を3回カウントすると1秒間 [OUT3] がONします。
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SiOの起動開始時に [IN1] がONなら パルス発生。 |
SiO起動時、入力がONしていると、微分出力する。
[FLAG4] は [IN1] をONした時、1スキャンONします。
但し、SiOの起動開始時に [IN1] がONしていても [FLAG4] はONしません。これはSiOの起動開始時にはまだ
[FLAG8] が ONしていないためです。[IN1] がOFFした段階で [FLAG8] はONします。
[FLAG8] は [IN1] のインバータ動作です。
これを [OUT4] の「ONの条件」に使いました。[FLAG4] を3回カウントすると1秒間 [OUT4] がONします。
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SiOの起動開始時に [IN1] がONでも パルスは発生しない。 |
SiO起動時、入力がONしていても、出力しない。
[FLAG5] は [IN1] がOFFした時、1スキャンONします。
但し、SiOの起動開始時に [IN1] がOFFしている時は [FLAG5] はONしません。これはSiOの起動開始時にはまだ
[FLAG7] がONしていないためです。[FLAG7] は [IN1] がONした時点でONします。
[FLAG7] は [IN1] のバッファ動作です。
これを [OUT5] の「ONの条件」に使いました。[FLAG5] を3回カウントすると1秒間 [OUT5] がONします。
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SiOの起動開始時に [IN1] がOFFでも パルスは発生しない。 |
SiO起動時、入力がOFFしていても、出力しない。
[FLAG6] は [IN1] がOFFした時、1スキャンONします。
SiOの起動開始時に [IN1] がOFFしていると [FLAG6] は1スキャンONします。これはSiOの起動開始時にはまだ
[FLAG8] はOFF状態で、次のスキャンで [FLAG8] がONし、[FLAG6] をOFFさせるためです。
[FLAG8] は [IN1] のインバータ動作です。
これを [OUT6] の「ONの条件」に使いました。[FLAG6] を3回カウントすると1秒間 [OUT6] がONします。
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SiOの起動開始時に [IN1] がOFFなら パルス発生。 |
SiO起動時、入力がOFFしていれば、微分出力する。