内容

 タイマの値を設定する場合、設定値を変数から読込む方法(タイマの設定値を変数に指定)と
変数や定数をタイマに書込む方法があります。
後者の場合、書込む命令によって書込み対象が異なるので注意しましょう。

「DW」命令と「STA」命令で相違を調べてみます。

私はこの挙動の違いを忘れていて、ハマった事がありました・・・・・


STA 命令は下の「命令語リファレンスマニュアル」抜粋を参照してください。
Cmd_INC
DW 命令は下の「命令語リファレンスマニュアル」抜粋を参照してください。
Cmd_INC

また、タイマ命令は下の「命令語リファレンスマニュアル」抜粋を参照してください。
Cmd_INC




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◆ 実験


・【 DW ]【 STA 】の各命令で定数をタイマに書き込みます。
・先頭のデバイスをONすると命令を常時実行します。
・立ち上がりでタイマアップ確認フラグをクリアして、タイマを能動にするデバイスをセットします。
・タイマがアップしたら、タイマアップ確認フラグ[@MR101]をセットしてタイマをリセットします。


【 STA 】 でタイマに書き込んだ場合
・00004行:STA命令で、定数「3000」をタイマに書き込んでいます。
・定数「3000」がタイマの設定値に書き込まれ、3秒後にタイムアップします。


【 DW 】 で書き込んだ場合
・00006行:DW命令で、定数「500」をタイマに書き込んでいます。
・定数「500」がタイマの現在値に書き込まれ、永遠にタイマはアップしません。


■ 因みに
・タイマを「STA」で読み出した場合、現在値を読出します。


その他の格納命令に付いては「命令語リファレンスマニュアル」のタイマの項目を参照してください。